
どんなことでも、始めていきなりうまくいく、なんてことは起きません。
とは言え、企画・検討を繰り返していても時間がもったいないので、とりあえずやってみる。
いろんなアプローチをして感じた反省点・失敗点を全て挙げますので、YouTubeや動画制作・発信をされるかたにとって参考になればと。
目次
3つの反省点
1.テロップはマスト
こちらがそうだ埼玉TV一発目の企画。
「鴻巣の夜を外国人と徘徊する」のシーズン1です。
ご覧のようにテロップがありません。
YouTube動画にはテロップがマストと感じた4つの理由を挙げます。
音声が聞き取りにくい
テレビでは基本的にガンマイクかピンマイクをつけて撮影しています。
そうだ埼玉TVは自主レベルなので、テレビ番組のような音声のクリアさはありません。
やってる自分たちは何を話しているかわかりますが、初めて見る人にとっては、なにを言っているかわからない可能性がある。
少人数や静かな室内であれば問題ありませんが、居酒屋などの人が多い店内で出演者の音声をクリアに聞かせるには、カメラマイクだけでは限界があります。
スマホのスピーカーはしょぼい
これは、そうだ埼玉TVを視聴している人たちの端末情報です。
あれ、こういうの公開しちゃいけないとかあったっけ。公開しちゃいけないのはアドセンス(広告)関係だよな確か。
まあいいか。
これを見てもわかるように、63%がスマホからっていうのがわかりますよね。
スマホのスピーカーだと音声は必然的しょぼくなります。イヤホンやヘッドフォンで聞いてくれてればいいけど、そうとは限らないし。
なので、入れるテロップも、スマホの画面で見られることを考えて、極力大きいほうがいいと。
音声MIXは映像編集より難しい
PC、スマホ、タブレット、TV、などいろいろな端末でYouTubeは見られるため、どれで聞いてもいい感じのバランスで聞かそうなんていうのは無理。
音声MIXは、内容によっては映像編集より難しい作業なので、素人がここに時間をかけるくらいならテロップ入れちゃったほうが早い。
また、MIXはスマホ基準で合わせたほうがいいと思いました。
ただこれ作業が本当面倒。PCで編集して、書き出して、YouTubeあげて、そのリンクをスマホに共有して、スマホで(音声)確認して、って…
有名人ではない
有名人であれば、その人を探して見に来るので、「見よう!」という視聴姿勢がユーザーにありますし、その人の話し方や、テンポもわかっています。
ビートたけしさんは怪我の後遺症もありますし、高齢ですから、若い頃に比べると少し言葉が聞き取りにくくなりましたが、なにを話されてるかはわかりますよね。
それは、たけしさんの声のトーンやリズム、話の展開など、とにかく長い期間我々はたけしさんをテレビで見てきているから、わかるんです。
そういった有名人でもない限りは、まずは見て知ってもらわないといけないので、最大限見やすくする努力をしないといけません。
そのときに、なにを話してるのかわからない状態だと、おもしろいかつまらないかの判断さえされない。
以上4点が、テロップは入れたほうがいい理由。
2.不要シーンはカット
とにかく見せたいところだけざくざく切って見せるのがYouTube。
これも前項同様、有名人やファンがいる人は別ですが、そうでない限り、どんどん切らないといけない。
ダラけるシーン、飽きるシーンは全部カット。情緒的なシーンもいらない。有名人でもなければ映画でもないんだから。
そして一本の尺もなるべく短く。
3.効果音やBGMを足す
不要なシーンをカットしたからといっておもしろくなるとは限りません。
外因的なアシストは必要で、それを足すことでシーンの状況が説明できます。
改善した動画がこれ
以上3点を踏まえて改善した動画がこれ。
「鴻巣の夜を外国人と徘徊する」のシーズン2のラスト。
動画の内容的に改善に限界はありましたが、先の動画に比べると、まだ見やすくなってると思います。
ただ、BGMを入れると、さらに音声MIXが難しくなるなと思いました。
元音がしっかり録れていないとBGMに負けてしまう。
このバランスは音量だけでなく、EQ、そして選曲も重要になる。
テレビが答え
音声を聞きやすく、テロップを入れ、不要なシーンはカットし、効果音やBGMを入れる。
これ、テレビが全部やっていることなんですよね。
もちろん、テレビとYouTubeの視聴姿勢は全く違いますが、見る人のことを最大限考慮した作り、という点では同じだと思います。
誰が出てもおもしろくする編集
とどのつまり、どんな人が映像に出てもおもしろく見せるような編集を意識することが大事だと思いました。
自分の知り合いの中で一番つまらない人間を出してもおもしろくする編集。
人気YouTuberを見ていても、その人自身がおもしろいというより、その人がやっている企画と、編集がおもしろいんですよね。
一回教科書通りにやったのがこれ
で、ここに書いてあることを全部踏襲したのがこの動画。
男2人が画変わりもせず喋ってるだけという、つまらない構成ではありますが、見やすいとは思います。
なのでこれ、話してる内容もありきですが、個人的にはこの編集をトライしてみたかったという動機のが強かったですね。笑