
「地域活性化などに関する話をしてほしい」といった依頼を受け、これまで各地で講演をしてきましたが、物珍がられるというか新鮮がられるというか、妙に関心を持っていただくことが多くなり、その後もお電話などで相談もされるんですけども。
なので、本にまとめて書いておくからそれ読んでくれって言えると、双方にとって一番いいなと思って今一生懸命書いております。「地域のバカ」を。
2019年5月17日メルマガBN
問題も対策も同じ
埼玉県内であっても地域によって文化はまるで違うわけですが、地域活性化に関してみなさんが抱えてる悩みってほとんど同じなんですよね。
みんなが関心を持たない、人が集まらない、若い人が足りない、高齢者のクレームが多い、ジェネレーションギャップ、人工流出が止まらない、枚挙に暇がないですが集約していくとだいたいみなさんの悩みって似通ってくることがわかる。
埼玉県外の人とも話すんですけど、当然他県になってくると、表面的なところの違いはありますが根本的なところはやっぱり同じ。
やってることもたいてい同じで、ワークショップなどだとグループに分けて付箋に案出しして、その後飲みに行って、みんなでどげんかせんといかんと熱く語って次の日からまた日常、みたいな。
その無意味さを真摯に捉え打破しようともがいてる方もいますしまさに今、街が変わるかどうかの分岐点なんですよね。
変われれるかどうか、といったほうがいいか。
今変革できないところは他の地域に後乗りするしか選択肢がなくなる。
後乗りするか行動するか
翔んで埼玉のヒットが予見されてから乗っかるのと同じで。
今まで埼玉のさの字も出してなかったわりに埼玉ブームに便乗してる埼玉出身タレントめっちゃいるでしょ。
いっときのワールドカップのときみたいに。
お前サッカー好きだったっけ?みたいな。
とにかく後乗りは追いかけることしかできないので、残りカスをありがたく頂戴するしかなくなるんです。
確かにリスクは低いけど、地域においてはその消極性がリスク以上のことをしていることにはなかなか気づけない。
じわじわと沈んでいくから。
このままだといずれにせよ沈没は目に見えてるからということでいい加減変わらないとヤバイという気運が高まってきてるから動き出してるところが多いわけで。
郷土愛なんてあって当然
各都道府県によって郷土愛の表現方法は微妙に違うわけですが、この埼玉県でいわゆる一般的な郷土愛を日常的に持っているのは5%くらいと私は見ています。
私も確実に残り95%の普通の埼玉県民に分類されるわけで、埼玉県に対する愛情だとか考えたこともなければ意識したこともない。
私の郷土愛はそのへんの女子高生とたいして変わらないと思います。
埼玉県民の地元意識や郷土愛というのはよそに比べて極端に低いとされてるわけですが、実際はそうでもないんだな?というのが『翔んで埼玉』のヒットで明らかになってきて。
興味なかったらわざわざお金払って映画感にまで観に行かないでしょ。
どんな地域であろうと、過ごした時間に比例して郷土愛なんかあるに決まってんだろ、その表現方法が埼玉だけ違うからこの県はおもしろいんだよ、というのはこのメルマガでも本でも散々言ってきているので割愛しますけども。
つまり、「埼玉を盛り上げるぞー!」という切り口で私は入ってきてないので、私が考える地域活性化は、これまでの地域活性化術を唱える人とは全く違うベクトルなんだと思います。
本当は地域活性化という言葉も好きじゃないんですけどね。
「地元の楽しみかた」程度でいい。
地域活性化とか言うから小難しく見えるんで。地方創生しかり。
そんな令和時代の地域活性化術「地域のバカ」を現在執筆中なんですが、せっかく今書いているので、もっといろんな人の実体験を聞いてみたいと思ってるんですね。
地域活性化、地方創生、町おこしなどに関わってる人の話を。
電話でいいんで。
私の個人サイトから全国の方へも呼びかけていくつもりですが読者のかたでも、地域活性化についてお話したいという方がいたらぜひ連絡ください。
地域活性化の愚痴、地域活性化の成功例、地域活性化の相談、なんでもいい。
で、その音声を公開したいんですよね。
そうすると、みんなで共有できるから。
文章に起こすんでもいいんですが音声のほうがより細かいニュアンスが伝わるでしょ。
なので、完全匿名で、という方はダメです。
このご時世で、そんな下向きの方はダメ。
みんなも、鷺谷も、聞いてくれよ!うちらこんなことしたんだぜ!どうだこのやろう!というかた。
ぜひお話聞かせてください。
ちょっと相談乗ってくれよ!
というのもオッケーです。
事例は私のサイトや本などでも可能な限り紹介させて頂きますので。
地域活性化について話したいことがあるかたは、今すぐ連絡を。